セットアップ
Inkubus を起動するまでの手順です。ポイントは Ollama を先に起動しておくことと Node.js 22.5 以降。あとは zip を展開して 2 コマンドで動きます。
Inkubus は Ollama に接続して文章を生成します。Ollama が起動していないと作品を作れません。Inkubus を起動する前に、必ず Ollama を立ち上げてください。
01 必要なもの
- Ollama が起動していること(最重要)
- ローカルで動かす場合: Ollama 公式サイト からインストール後、Ollama を起動(Windows / Mac は GUI アプリ、Linux は
ollama serve)。使いたいモデルをollama pull <モデル名>で取得。 - リモート(RunPod など)の場合は リモート Ollama を参照。
- ローカルで動かす場合: Ollama 公式サイト からインストール後、Ollama を起動(Windows / Mac は GUI アプリ、Linux は
- Node.js 22.5 以降(Windows / macOS / Linux いずれも)
- npm(Node.js に同梱)
- Google Chrome(推奨ブラウザ)
02 推奨モデル
gemma4シリーズを第一候補に推奨。Inkubus の本文生成はこのシリーズで検証されています。- 例:
ollama pull gemma4:26b(VRAM に余裕があるなら) - VRAM が限られる場合は小サイズ版も試せます(品質は多少落ちます)。
- 例:
- 条件の目安: 日本語長文に耐えるサイズ(20B 以上が望ましい)、コンテキスト 64K 以上。
Inkubus 自体は任意の Ollama 対応モデルで動きます。モデルは新規実行画面のモデル選択で指定できます。
03 zip の展開
配布 zip は、展開すると inkubus/ フォルダができる構造です(アップデート時の上書きを楽にするための固定名)。
Windows(GUI で展開)
zip を右クリック → 「すべて展開」。ダイアログの展開先パスの末尾にある \inkubus-x.y.z を 消してから OK してください(消さないと二重にネストします)。例: 展開先を C:\Users\<あなた>\code にすると ...\code\inkubus\ ができます。
macOS / Linux(ターミナル)
# 任意の親ディレクトリで展開
cd ~/code
unzip ~/Downloads/inkubus-x.y.z.zip
# → ~/code/inkubus/ ができる
04 インストール
展開した inkubus/ に移動して:
cd inkubus
npm ci
server/ と web/ 両方の依存関係が、配布時にロックされたバージョンでインストールされます。初回は数分かかることがあります。
05 起動
npm run dev
ブラウザで http://localhost:5173 を開いてください。サーバとブラウザ用 Web の両方が 1 コマンドで起動します。夜間バッチ中心の使い方なので、開発モードのまま運用する想定です。
06 データの保存場所
- メタデータ(SQLite):
server/data/app.sqlite - 生成された本文:
server/output/{runId}/{workId}/*.md
どちらも初回起動時に自動作成されます。バックアップは server/data/ と server/output/ をまるごとコピーしてください。
07 LAN / スマホからのアクセス
npm run dev は既定で 0.0.0.0(同一 LAN のどこからでもアクセス可)に bind します。同じ Wi-Fi のスマホ・タブレットから、PC の IP にブラウザで接続できます。
- PC 側で
npm run devを起動。 - PC の LAN IP を調べる(Windows:
ipconfigの「IPv4 アドレス」/ macOS: Wi-Fi の詳細 / Linux:ip addr)。 - スマホのブラウザで
http://<PC の IP>:5173を開く(例:http://192.168.1.23:5173)。
セキュリティ注意。LAN 公開状態では同じ Wi-Fi 内の誰でも Inkubus にアクセスでき、Inkubus は認証を持ちません(閲覧・生成開始・削除・設定変更が誰でも可能)。信頼できるネットワークの下でのみ有効にしてください。公衆 Wi-Fi では特に注意。Windows のファイアウォール許可はプライベートネットワークのみに。
LAN 公開を無効にする(localhost-only)
# macOS / Linux
HOST=127.0.0.1 npm run dev
# Windows(PowerShell)
$env:HOST="127.0.0.1"; npm run dev
外出先からアクセスしたい場合
直接インターネット公開はしないでください(認証がないため世界中からアクセス可能になります)。VPN 経由を推奨します — Tailscale / WireGuard(個人利用は実質無料)、ドメインがあれば Cloudflare Tunnel。リモート Ollama も参照。
08 ポートの競合
3000 や 5173 を別アプリが使っていると起動できません(server 側が EADDRINUSE で停止)。
# 例: server を 3010 に、web のプロキシ先も 3010 に揃える
PORT=3010 API_PORT=3010 npm run dev
PORT… server(Express)の listen ポート(既定3000)。API_PORT… web(Vite)が/api/*をプロキシする先。PORTと同じ番号に揃える。- web は
5173が使用中なら自動で次の空きポートに fallback します。
詳細は FAQ も参照。
09 アンインストール
展開したフォルダを削除するだけです。レジストリや %APPDATA% には何も書きません。