使い方
Inkubus は役割ごとに画面が分かれています。基本の流れは「新規実行画面で設定して生成 → ライブラリで読む」。気に入った作品は 拡張(続編・おまけ) で続きやスピンオフも作れます。各画面の役割を順に見ていきましょう。
各画面に入る前に、Inkubus が生成する 1 作品の構成を見ておきましょう。次の順にブロックが生成されます。
タイトル・著者・あとがきは失敗しても本編は続行します(fail-open)。著者は「なし/手入力/AI 生成」から選べます。
01 新規実行画面
1 回のバッチでどんな作品を、何本書くかを指定して生成を開始する画面です。
- ロール: 書き手のペルソナ(官能小説家 / SF 小説家 / ……)。カスタムロールは ロール画面 で追加できます。
- 制約: 簡単にいうと「制約=プロット」。どんな小説を書くかを伝える設計図で、AI は「厳密に守る」と指示されます。一言でも動きますが、狙った作品にするなら数行〜(登場人物+あらすじ)しっかり書くのがコツ。→ 制約と参考アイデアの書き方(サンプルつき)
- 参考アイデア(任意): 付箋風カードに物語のタネを書いておくと、AI が「使いたいものだけ取り入れる」ゆるい手札として扱います(無視されることも)。複数行のコピペで一括展開できます。→ 書き方
- 章数: 1〜100。
- 本編の目安文字数: 1 章あたり約 2,500 字を基準に章数から自動算出。手動で書き換えも可。
- 作品数 / スリープ: 1 回のバッチで何本書くか。複数のときは作品間のクールダウン(GPU 冷却用)を指定します。
制約やアイデアが煮詰まったら: 姉妹ツール Mycelink(マインドマップでネタ出し)で、1 ワードから物語のタネを枝分かれさせられます。「Mycelink でネタ出し → Inkubus で本文化」。
最初は 4 章程度で試すのがおすすめ。1 作品の生成時間を把握してから、章数や作品数を増やしていきましょう。(モデル別の 生成の目安 →)
終章のスタイル(任意・既定は標準)を ON にすると、結末を 5 種から選べます。
- ハッピーエンド — 登場人物が明確な救いや幸福にたどり着く。葛藤や苦みは残さず、前向きに締める。
- ビターエンド — 明確な救いは無いが、小さな希望や余韻を残す苦みのある結末。
- メリーバッド — 本人は幸福だが客観的には救われない。幸福と不幸の対比。
- バッドエンド — 破滅・敗北・絶望へ。救いや希望は描かない。
- オープンエンド — 結末を明示せず、読者に解釈の余地を残す。
画面下部のボタン:
- 生成開始 — 即座にバッチを開始し、小説ビューへ。実行中・キャスト解析中・Magic Pen 中は押せません(バナーで案内、詳細は ジョブの排他制御)。
- キューに追加 — ジョブ画面 に積みます。寝る前に複数設定を積んでから開始するのに便利。
02 小説ビュー
章ごとにトークンがストリーミング表示される、個別の生成結果画面です。
タブを閉じても裏で生成は続きます。ヘッダ右の「実行中」バッジからいつでも戻れます。
- 左ペインで複数作品を切替表示。
- 右上の「バッチを停止」からソフト停止(章完了まで待つ)/ 強制停止(即中断、途中まで保存)を選べます。
- 完了した作品は
.md/.txtでダウンロードできます。
03 ジョブ画面
これから走らせるバッチを積んでおき、順番に実行する画面です。寝る前に複数設定を積んで朝に結果を揃えたい時に使います。
- 稼働中 / 停止中: 起動ボタンでトグル。サーバ再起動後は常に停止中にリセット(意図せぬ自動起動の防止)。
- 並べ替え・削除: 行を展開して順番調整、
×で個別削除。 - 連続失敗で自動停止: 2 回連続で失敗するとキュー全体を自動停止します。
04 ライブラリ画面
過去のバッチ・作品を一覧できます。
- 上部のタブで 作品単位 / バッチ単位 を切替。
- ♡ でお気に入り、フィルタで「お気に入りのみ」表示。
- 作品カードをクリック → 小説ビューへ直接ジャンプ。
- ページャー(20 件 / ページ)で件数が増えても辿れます。
v2.0 から: 完成作品から「続編」や「おまけ」を作る拡張に対応。ライブラリでは「おまけ」の表示/非表示や種類フィルタ、原作⇄おまけの行き来ができます。
05 キャスト画面
画像から AI がキャラ描写を作って登録、新規実行の制約欄にワンクリックで挿入できる機能です。同じキャラを毎回手で書き起こす必要がなくなります。
- 画像 → 描写を自動生成: Vision モデルで「顔・体格」「衣装」の 2 段落を作成。(所要の目安 →)
- Magic Pen で AI 命名: 名前候補 3 つを提案。⚙️ で命名用モデルを切替可能。(所要の目安 →)
- 衣装バリエーション / シリーズ機能: 同じキャラに複数衣装、作品横断でまとめる。
詳しい使い方は キャスト — キャラクター登録と挿入 を参照。
06 ロール画面
ロールの追加・編集・削除を行います。
- デフォルト(7 件)は編集・削除不可。
- カスタムロールは 名称 と ジャンル を入力。下にプロンプトのプレビューが出ます。
例: 名称 アダルトゲームライター / ジャンル アダルトゲーム → 「あなたは優れたアダルトゲームライターです。アダルトゲーム小説を書いてください。」
07 設定画面
Ollama の接続先を変更できます。
- ラベル: GPU 識別用の短い名前(例
RunPod 3090)。 - ベース URL: 未設定なら環境変数
OLLAMA_BASEかビルトインhttp://localhost:11434。 - 「接続テスト」で到達可能か確認できます。リモート GPU は リモート Ollama も参照。
バッチの安心機能
- タブを閉じても生成は続く — バッチはサーバプロセスで走り、ブラウザは表示用のビューアに過ぎません。
- サーバが落ちても記録は残る — 再起動時、途中のバッチは interrupted 状態で保存されます。
- 1 作品の失敗でバッチは止まらない — 次の作品から続行します。
生成の目安
生成にかかる時間は、モデルとマシン(とくに GPU の VRAM)で大きく変わります。小説の生成・キャストの画像解析・命名それぞれのモデル別の実測と「一晩で何本書けるか」の目安は、専用ページにまとめています。