制約と参考アイデアの書き方
簡単にいうと、制約=プロット(物語の設計図)です。新規実行画面の 制約 は、AI に「どんな小説を書くか」を伝えるところ。ここをどれだけ書くかで、出てくる作品が「AI まかせ」になるか「思いどおり」になるかが大きく変わります。このページでは、最低限の書き方からしっかり書くコツ、そしてサンプルまでをまとめます。
01 制約とは
制約は、あなたが書く「プロット」です。AI への指示として 「厳密に守る」と伝えられ、書いたことはほぼそのまま反映されます。逆に書かないことは AI の自由になります。だから「どんな話にしたいか=プロット」を書くほど、狙いどおりになります。
「ヒロインは高校生」のような一言だけでも動きますが、それだと舞台・展開・他の登場人物はぜんぶ AI まかせ。狙った作品にしたいなら、最低でも数行は書くのがコツです。
02 ロールとの関係
ロールは「どんな書き手か(ジャンルの土台)」、制約は「この一作で何を書くか(中身)」です。役割が違うので、両方そろうといちばん効きます。
- ロール — 新規実行画面で選ぶ書き手のペルソナ(官能小説家 / ミステリ小説家 / 恋愛小説家 / ホラー小説家 …)。「あなたは優れた{ロール}です」という形で AI 全体のジャンルの地ならしをします。バッチ内のすべての作品に共通の土台です。
- 制約 — その回だけのプロット(登場人物・舞台・あらすじ)。一作ごとに変わる中身です。
たとえばロールに ミステリ小説家 を選べば、制約で細かく指定しなくても文体や運びがミステリ寄りになります。基本は ロールでジャンルを方向づけ、具体的な物語は制約で決める と覚えてください。カスタムロールはロール画面で追加できます。
ロールと制約のジャンルが食い違うと(例: ロール=ホラー小説家 × 制約=ほのぼの日常)、AI がどちらに寄せるか迷います。狙いに合うロールを選ぶか、制約側でテイストをはっきり書くと安定します。
03 最低限(数行)
まずはこの 3 つだけでも、ぐっと狙いに近づきます。
- テイスト — どんな雰囲気か(例: 軽い推理ラノベ / 切ない恋愛 / 不穏なホラー)。
- 舞台 — 時代・場所(例: 現代の熊本 / 夏の漁村 / 近未来の学園)。
- 主人公 — どんな人物か、一言の役割でよい。
余裕があれば 結末の方向(ハッピー/ビター…)や ざっくりした流れも。終章スタイルは新規実行画面のスイッチでも選べます。
04 しっかり書く(おすすめ)
「思いどおりの一作」を狙うなら、次の 2 つを書き足します。それぞれ 5 行くらいを目安に。
- 登場人物 — 主要キャラを名前(仮でOK)+役割+特徴で。関係性(恋/ 対立 / 師弟…)まで書くと関係が物語に効きます。
- あらすじ — 起承転結で流れを。各段を見出し(
#)で区切ると AI が構成を掴みやすくなります。書きたくない所は「内容は任せる」でも OK。
全部を作り込む必要はありません。「ここは絶対こうしたい」所だけしっかり、あとは任せる——のメリハリが書きやすく、破綻も少ないです。
05 書き方のコツ
- 冒頭にテイストと舞台を置く。最初の数行で世界観が決まります。
- 見出し(
#)で区切る。「# 登場人物」「# 起」「# 承」…のように。箇条書きでも文章でも構いません。 - 名前は仮でよい。「※名前は仮なので決めてよい」と書けば AI が自然な名前を付けます。
- 全部書かない。任せたい所は「内容は任せる」。盛り込みすぎると矛盾のもとです。
- 長さは自由。数行でも、登場人物+起承転結でしっかりでも。狙いの強さで決めてください。
06 サンプル
そのまま貼って試せる例です(お好みのジャンルに置き換えてください)。どれも要するに「プロット」を書いているだけ、と分かるはずです。
例1:短め(推理ラノベ)
テイスト・舞台・登場人物・ざっくりした流れだけ。これくらいでも十分に狙えます。
テイストは軽い推理ラノベ
舞台は現代の熊本
※名前は仮なので決めてよい
主人公:女子高生探偵。正義感が強く、街の事件に首を突っ込む。
相棒:街に詳しいホームレスのおじさん。観察眼が鋭く、的確な助言をくれる。
ライバル:新人の婦警。おじさんを頼りにしていて、主人公と張り合う。
# 序盤
高校生探偵として街で活躍する主人公。
# 事件発生
街で難事件が起きる(内容は任せる)。
# 出会い
聞き込みの中で、街を知り尽くしたおじさんと出会う。
# 推理と解決
おじさんの助言を手がかりに、主人公が事件を解く。
# エピローグ
事件のあと、おじさんは別の街へ。主人公が追いかける。
例2:しっかり(姫騎士×オークの NTR ファンタジー・R15)
このツールの王道、官能寄りのファンタジーの例です。誇り高い姫騎士が宿敵に心まで奪われる寝取られ(NTR)もの。直接的な描写は出さず、敗北・誘惑・心移りで魅せます。もっと踏み込みたいときは、同じ要領で描写の強さや展開を制約に書き足すだけ(ローカル動作なので内容のフィルタはありません)。
# テイスト・舞台
ファンタジーの官能譚。誇り高い姫騎士が、宿敵のオーク王に心まで奪われる寝取られ(NTR)もの。
舞台は剣と魔法の王国。人類とオーク軍が争う戦乱の時代。
※名前は仮なので決めてよい
# 登場人物
姫騎士:王女にして最強の騎士。気高く正義感が強い。許嫁の騎士を一途に想っている。
許嫁の騎士:姫騎士の婚約者。誠実だが、戦況の悪化で彼女を守りきれない。
オーク王:人類の宿敵。圧倒的な力と、雄としての底知れぬ色香を持ち、姫騎士を「花嫁」に望む。
後輩騎士:姫騎士を慕う気の強い少女。やがて姫と同じ運命をたどる。
# 起
姫騎士は許嫁とともにオーク軍を撃退し、王国の希望と讃えられる。誇り高く、揺るがない強さ。
# 承
オーク王の狡猾な罠にはまり、姫騎士は初めての敗北を喫する。気高さを保とうとするが、彼の威圧と甘い誘惑に、心の奥がわずかに揺らぎ始める。
# 転
敗北を重ねるうち、姫騎士は許嫁に顔向けできない自分に気づく。彼の前では平静を装いながら、オーク王へ惹かれていく心を止められない。許嫁は、変わりゆく彼女に気づき始める。
# 結
ついに姫騎士は王国とともに己の心を明け渡し、オーク王の花嫁となる。許嫁が見つめる前で交わされる誓い——気高き白き花は、宿敵の腕の中で満ち足りた笑みを浮かべていた。
07 参考アイデア(任意)
新規実行画面の 参考アイデア(付箋風カード)は、制約とは役割が違います。
- 制約 = AI が厳密に守る設計図。
- 参考アイデア = 物語のタネ。AI は「使いたいものだけ取り入れ、無視してもよい」ゆるい手札として扱います。辻褄が合わないものは AI の判断で外されます。
「絶対こうしたい」は制約へ、「入ってたら嬉しい小ネタ・モチーフ」は参考アイデアへ、と振り分けるのがコツです。例:
・中盤まで謎は伏せたまま進行
・どんでん返しを一つ入れる
・夏、海霧の描写を効かせる
複数行をまとめてコピペすると、一括で付箋に展開できます。
ネタが浮かばないときは: 姉妹ツール Mycelink(マインドマップでネタ出し)で 1 ワードから物語のタネを広げられます。