チャットの時間の流れ
チャットの相手は、時計を持っていません。昨日の夜に「また明日」で終えて、今日のお昼に話しかけても、相手にとっては 1 秒後の続きです。「時間の流れ」の設定で、現実の時刻を相手に伝えるか、物語の中の時間をあなたが進めるかを、会話ごとに選べます。既定は「なし」で、何も選ばなければ今までと同じ動きです。
01 何が困るのか
チャットの相手(LLM)には、時計がありません。アプリが何も伝えなければ、前の発言からどれだけ時間がたったかを知る手段がないのです。
- 夜に「おやすみ」と言って、翌日の昼に「おはよう」と送ると、相手は「さっきおやすみって言ったばかりなのに?」という受け取り方をします。
- 「次の日の夕方、駅前で待ち合わせ」のように、物語の場面を先へ進める手段もありませんでした。
この 2 つに、別々の設定で答えます。
02 3 つの設定
会話ごとに、次の 3 つから 1 つを選びます。既定は「なし」です。
なし
時間を相手に伝えない
- 今までと同じ動きです
- 相手は時間の流れを知りません
- どの会話も、ここから始まります
現実の時刻
あなたの PC の時計と連動する
- 前の発言から 1 時間以上あいたら、いまの日時と、何時間たったかを相手に伝えます
- あなたは何もしなくてかまいません
- 伝えた内容は、会話の中に青い帯で出ます
物語の時刻
時間はあなたが進める
- 入力欄の「区切る」で「翌朝」「翌日の夕方」などを選ぶと、そこで時間が進みます
- 区切らなければ、現実で何日あいても時間は止まったままです
- 伝えた内容は、会話の中に帯で出ます
「現実の時刻」と「物語の時刻」は同時には使いません。物語の時刻のときは、PC の時計を見ません。
03 同じ会話を、3 つの設定で比べる
昨日の夜 9 時に「また明日ね」と言って終え、今日の 12 時 5 分に「おはよう」と話しかけたとき、相手がどう受け取るかを並べました。返事は、それぞれの設定でこう返ってくる、というイメージです。
04 どこで選ぶか
時間の流れは、会話を始めるときと、会話の途中の 2 か所で選べます。
会話を始めるとき
新しい会話の手順「場面を決める」のいちばん下に、「時間の流れ」のチップ(なし / 現実の時刻 / 物語の時刻)があります。既定は「なし」です。なし以外を選ぶと、右の「こう始まります」の札に「時間 現実の時刻」のように 1 行出ます。小説から · キャストから · 人物をつくる のどの入口でも選べます。
会話の途中で
- 会話の画面のヘッダー、相手の名前の下の行の終わりに「時間:なし」(時計の印つき)が出ています。いまの設定です(現実の時刻なら「現実の時刻」、物語の時刻なら「物語 · 2 日目」のように出ます)。
- 押すと、右の列の「この会話について」が開いて、「時間の流れ」の 3 つのチップの所へ移り、少しのあいだ光ります。ここで選びます。スマホでは右上の (i) のシートが開きます。
会話の途中でもいつでも切り替えられ、次の返事から効きます(返事を作っている最中は変えられません)。
05 「現実の時刻」を選んだとき
あなたは何もしなくてかまいません。前の発言から 1 時間以上あいて、あなたが話しかけたときだけ、アプリがいまの日時と経過時間を相手に伝えます。伝えた内容は、あなたの発言の前に青い帯で出ます。
- 帯の文が、相手に渡す文そのものです。例:「10 月 9 日(金)12:05 · 前のやり取りから 15 時間」。曜日は実際の曜日が出ます。
- 1 時間未満は何も足しません。続けて話しているあいだは、帯は出ません。
- 時刻はあなたの PC の時計です。
- 帯は会話に保存しません。発言の時刻から毎回計算するので、何度開き直しても同じ帯が出ます。「なし」に戻すと帯は消えます。
06 「物語の時刻」を選んだとき
時間はあなたが進めます。区切らなければ、物語の中の時間は止まったままです(現実で何日あいても)。右の列には「いまは 1 日目」、ヘッダーには「物語 · 1 日目」のように、いま何日目かが出ます。
「区切る」を押しても LLM は動きません。区切りを置くだけです。次にあなたが送ったとき(または ✦ で向こうから話してもらったとき)に、相手が新しい場面で話します。
- 帯の文が、相手に渡す文そのものです。例:「2 日目 · 翌日の夕方 · 駅前で待ち合わせ」。何日目かは、アプリが区切りの数から数えます。
- その日のおわりの札には、その日の往復の数と字数が出ます。好感度のような数字はありません。
- 札の「この日の会話を小説にする」は、いつもの「小説にする」に、その日の範囲だけを渡します。2 回目からは「続きの章を足す」と同じく、小説ビューの続編の窓が開きます(章数や字数を選んでから書きます)。
- 帯の右端の巻き戻しの印で、その区切りから巻き戻せます。区切りは消えずに隠れ、札と帯がなくなって前の日に戻ります。ほかの発言はそのままです。
- 最後が区切りのときは、「別の返事をもらう」や「続ける」を押しても何も起きません。次の場面の最初のやり取りは、あなたが送るか、✦ で向こうから話してもらってください。
- 会話の一覧には「2 日目」のように、いま何日目かが出ます。
07 相手に渡す文は、全部画面に出ます
時間について相手(LLM)に渡すのは、会話の中の帯の文と同じ一行だけです。「現実の時刻」なら青い帯の「10 月 9 日(金)12:05 · 前のやり取りから 15 時間」、「物語の時刻」なら帯の「2 日目 · 翌日の夕方 · 駅前で待ち合わせ」。画面に見えていない指示を、裏でこっそり足すことはありません。相手がいま何を知っているかは、会話を見ればわかります。
08 どれを選べばいいか
| 設定 | 向いている会話 | あなたがすること |
|---|---|---|
| なし(既定) | 時間を気にしない会話。今までどおりに使いたいとき | 何もしない |
| 現実の時刻 | 毎日のように話す相手。人物をつくる · キャストから始めた会話 | 何もしない(1 時間以上あくと自動で帯が入る) |
| 物語の時刻 | 小説から始めた会話(物語の世界の時間で話したい)。場面を作り込みたいとき | 区切りのいいところで、入力欄の「区切る」 |
迷ったら「なし」のままでかまいません。あとからいつでも切り替えられます。