ホーム / 使い方 / バージョン特集 / v3.x の歩み

v3.x の歩み(v4 候補)

v3.0「出版対応」のあとに入ったものを、版ごとに見て分かる形でまとめるページです。v3.x はメンバーシップ向けに少しずつ出していて、ここに積み上がったものが次の大きな版(v4)の土台になります。

細かい変更点は変更履歴にあります。このページは何が変わったのかだけを端的に。

01 v3.0 のあとに入ったもの

v3.x の歩み v3.0 出版対応のあと、v3.1 で Kindle 向けの検索キーワードと think を切る高速化、v3.3 でキャストの改善と学生証が入りました。 v3.0 v3.1 v3.3 出版対応 AI推敲・EPUB 製本 Kindle まで届ける Kindle と高速化 出版用の検索キーワードを 7 つ think を切って、執筆を約 2 倍速に キャストと学生証 キャスト画面を順番どおりに作り直し キャラクターの学生証を作れる
v3.0 で「書いたあと、本にして出す」までがつながりました。v3.x はその先で、出すときの手間(v3.1)とキャラクターがそこにいる感じ(v3.3)を足しています。

02 v3.3 — キャストの改善と学生証

なぜ、小説を書くソフトに学生証があるのか

LLM で小説を書くソフトに、なぜ学生証を作る機能があるのか。先にそこを書いておきます。

理由のひとつは、プロフィールの細かいところを埋めるためです。学校の名前、学年、所属。決まっていなくても小説は書けますが、決まっているとキャラクターの輪郭がはっきりします。学生証を作る途中で決めたことは、そのままプロフィールに反映できます。

ただ、大事なのはもうひとつのほうです。物語のキャラクターが、実際にそこにいる。存在している。その感じを出したかった。

名前とプロフィールの文章だけだと、キャラクターはまだ「設定」です。顔写真があって、校名があって、校長の印が押してある 1 枚のカードになると、どこかの学校が発行して、本人が持ち歩いているものに見えてきます。カバンの上に置いた絵にすれば、その子の生活まで見える。

この「キャラクターがそこにいる」は、v3.x から v4 にかけてのテーマのひとつです。学生証は、そのために作りました。

入ったもの

キャスト(画像からキャラクターを作る機能)を作り直し、あわせてキャラクターの架空の学生証を作れるようにしました。

同じキャラクターの学生証を 3 通りで並べたもの。左はカードだけ、中央は首から下げるストラップつきの透明ホルダー、右は紺の革の生徒手帳に入れた状態
キャラクターの画像が証明写真になります。カードだけでも、ストラップや手帳に入れた姿でも、PNG で書き出せます。
学生証画面のデザインのタブ。左に紺の手帳に入った学生証、右に紋章の一覧と、朱色の校印の一覧(学校 / 会社・役所)が並び、選んだ鳥の紋章と丸い校印が学生証に入っている
校章と校印もデザインできます。紋章 35 種、校印 48 種(学校向けと会社・役所向け)、中央の透かし印 22 種から選ぶと、その場で学生証に入ります。
通学カバンの上に、えんじ色のリボンと並んで学生証が置いてある絵。左はアニメ風の夕方の教室、右は実写風の机の上
場面に置く。作った学生証を、机の上のカバンや朝の支度の制服の上に置いた絵にできます(アニメ風 / 実写風)。
学生証を作る
キャスト詳細の「4 学生証」から。写真(衣装の画像も選べます)・校名・所属・校長の名前・校印・透かし印を決めて、見えているままの PNG で書き出します。学校のことは AI 4 に考えてもらえて、「私立の女子校」「全寮制のお嬢様学校」のような前提も渡せます。題字と肩書きを変えれば、社員証や組織の入館証にもなります(それ用の印も入っています)。証明書として通用するものではありません。→ 学生証を作る
場面に置く
学生証画面の 場面 のタブから。場面を選ぶだけで、角度と光の当たり方まで絵になじんだ状態で置かれます。そのキャラクターが現実にいる、という手ざわりを足すための機能です。保存した場面はキャスト詳細に並びます。→ 場面に置く
場面から小説をつくる
場面のタブの この場面で小説をつくる から。その場面を題材にした制約の文章を組み立てて、新規実行画面に渡します。学生証に書いてあることと、場面に写っているものを、事実だけ文章にします。実行すると小説と場面がつながって、ライブラリ画面の作品カードから場面へ、場面からその小説へ行き来できます。AI は動かしません(作るのは文章だけです)。→ 場面から小説をつくる
キャスト詳細の並び キャスト詳細は、前提、1 見た目、2 名前、3 プロフィール、4 学生証の順に上から並びます。1 から 3 の段は、左に結果、右にそれを作る AI が対になっています。 キャラクターの画像 (原寸で大きく) 前提 「このキャラクターは 〇〇 である」— 3 つの AI すべてに効く 1 見た目 AI 1 画像を読む 2 名前 漢字 2 字 + 2 字 など、形を選べる AI 2 名前を考える 3 プロフィール AI 3 プロフィールを書く 4 学生証 いまのカードがそのまま出る ・ 学校や所属をプロフィールへ反映
キャスト詳細はやることの順番どおりに上から並びます。1〜3 の段は左が結果・右がそれを作る AI。1 で書いた見た目を 2 と 3 が読むので、番号がそのまま作業の順番です。
キャラクターの前提
「このキャラクターは魔法学園の生徒である」のように一言添えると、画像の解析・名前・プロフィールの全部がその前提で出てきます。→ キャラクターの前提
名前の形を選ぶ
漢字の姓名(字数つき)・カタカナ 1〜3 語・和名・造語から選べます。形を決めたときは多めに考えてもらい、形の合うものを先に出します。
AI ごとの設定と自動保存
モデル・コンテキスト・think を AI ごとに覚えます。入力は自動保存で、保存ボタンはありません。登録はモーダルではなく専用の画面になり、シリーズは左に常設して色も付けられます。

03 v3.1 — Kindle のキーワードと高速化

Kindle(KDP)に実際に出してみて、Inkubus の外で手作業になったものを埋めました。あわせて、執筆そのものを速くする設定が入っています。

v3.1 で入った 2 つ 左は出版用の検索キーワード。16 件の候補から、題名とかぶるものを外して 7 件を自動で採用します。右は think の設定。考える過程を省くと、同じ作品の執筆時間が約半分になります。 検索キーワード 16 件考えて、題名とかぶるものを外し、7 件を採用 異世界転生 魔法学園 成り上がり 師弟もの 学園ファンタジー ライバル 古代の魔法 箒 魔法女学院 ← 題名にある語は自動で外す 製本画面の「出版の準備」から。EPUB の書誌にも入ります think を切って速く 同じ作品を書く時間(短いほど速い) think あり think OFF 約 1.8 倍速 書く速さ(1 秒あたりの文字)は同じ。 本文の前に「考える」ぶんが無くなるので、早く終わります
左 = 検索キーワード(Kindle の 7 つの欄にそのまま貼れます)。右 = think の設定(新規実行画面で選べます。実測では 1.6〜1.9 倍。品質の差は作品ごとの振れ幅の中でした)。
検索キーワード
Kindle に出すとき、Inkubus の外で手作業になっていた欄です。あらすじ・登場人物・ロールから 16 件考え、題名とかぶるものを外して上位 7 件を採用します。1 件ずつコピーでき、カンマ区切りの 1 行にもできます。→ Kindle(KDP)で出版する
think の設定
対応しているモデルは、本文を書く前に「考える」時間を取ります。これを切ると、書く速さは同じまま、考えるぶんだけ早く終わります。どちらで書いたかは作品に記録され、ベンチマークでも別々に集計されます。
そのほか
ダークテーマの面を 4 段にして見分けやすく。ジョブ履歴の並び、設定画面の「LLM 排他フラグ」の整理。

04 入手について

v3.x は note のメンバーシップ向けに出しています。単品の正式配布版は v3.0 です(買い切りで、その版のまま変わりません)。いまの版数と配布日は変更履歴を見てください。